商標専門弁理士の実績を確認する方法が、分かる

特許事務所には商標専門弁理士と、商標専門ではない兼業弁理士がいます。兼業弁理士は代理実績として商標以外に特許、実用新案などの代理人記載がありますので、商標専門弁理士ではないことがわかります。ここでは商標専門弁理士の実績を追跡調査する方法を分かりやすく説明します。

索引

はじめに

商標を専門に扱う特許事務所には、商標専門弁理士が実際に在籍しています。

ちなみに特許事務所の所長は通常、商標以外にも特許や訴訟などの業務全体を見ていますので、特許事務所の代表以外に商標を専門とする商標弁理士がいます。

この商標専門弁理士の実績を調査して確認する方法は次の通りです。 

商標専門弁理士の実績を確認する方法

まず特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)のウェブサイトを開きます。

上部の中央にある「®商標」をクリックして開くプルダウンメニューから、「商標出願・登録情報」を選択します。

Jplatpat_001

次に「検索項目」のプルダウンメニューから、「国内代理人」を選択します。

Jplatpat_002

「国内代理人」の入力欄に、ホームページ等で紹介されている商標専門弁理士の氏名を入力します。

例えば、商標専門弁理士が「東京 太郎」であった場合で説明します。

「国内代理人」の入力欄に、「東京太郎(スペースは入れない文字のみ)」と入力して検索ボタンを押します。

Jplatpat_003

そうすると、この商標専門弁理士の出願した検索結果がヒットします。なお、「東京太郎」弁理士は説明のためのものですから実際はヒットしません。

「ヒット件数」の数字をクリックすれば、検索結果が分かります。

ただし、この検索結果に示されるのは「審査に合格する前」の商標登録出願と、「審査の結果、拒絶査定になった」商標登録出願です。

審査に合格して商標権が発生したものは、順次検索結果から消えます。

水増しされた実績を確認する方法

ここで示される検索結果の数は、あくまで審査中のものか、審査に合格できなかったものを示しますので、「審査に合格したもの」は除外されている点に注意が必要です。

出願結果数は、出願内容の質や内容を保証するものではありません。

また、ヒット件数に示される検索結果数を水増しする裏ワザがあります。

(1)水増しされた出願実績を確認する方法(その1)

格安キャンペーン等の限定キャンペーンを実施することにより、簡単にこの数を伸ばすことができます。

商標専門弁理士の名前でウェブサイトを検索すれば、限定キャンペーンを実施しているかどうかを調べることができます。

(2)水増しされた出願実績を確認する方法(その2)

複数の特許事務所の出願結果を重複して合算表示させる方法です。

外部からは分かりにくい方法ですが、この方法でみせかけの出願件数を増加させることができます。

例えば、「東京太郎特許事務所」の東京太郎弁理士と、「名古屋次郎特許事務所」の名古屋次郎弁理士と、「大阪花子特許事務所」の大阪花子弁理士の、3つの特許事務所の三人の弁理士の名前を、それぞれの出願書類の代理人の欄に合算して記載する方法です。

それぞれの特許事務所から出願する願書には上記の三つの特許事務所の弁理士の名前が記載されていますが、一人の弁理士だけが出願した場合でも、残る二人に出願実績の数字が入ります。

この方法を採ると、一つの特許事務所の出願件数ではなく、三つの特許事務所の出願件数を合算した結果を表示させることができます。三つの特許事務所全部の出願件数が3倍に増えてみえますので、非常においしい方法です。簡単に日本一の実績を見せかけで作ることができます

ですので、検索結果により得られた上記の出願内容に複数の弁理士が記載されている場合には、それぞれ全ての弁理士がどの特許事務所に所属しているかを追跡して調べます。

この方法により、複数特許事務所の出願結果を合算する操作がされているかどうかを確認することができます。

ファーイースト国際特許事務所

平野泰弘所長弁理士