登録意匠を簡単に確認する方法とは?

特許出願や商標登録出願の場合と異なり、意匠登録の場合は審査中の内容は特許庁では公開していません。このため審査中の登録意匠については確認する手段がありません。一方、特許庁の審査をパスして実際に意匠権の発生した登録意匠であれば検索により確認することができます。これを読めば、登録意匠の詳細情報を誰でも簡単に確認できます。

(1)意匠登録番号が分かっているケース

登録番号を使って特許情報プラットフォームで登録意匠を確認しよう

確認したい登録意匠の登録番号が分かっている場合は、詳細情報を簡単に検索できます。

意匠登録の確認には特許庁のサイトのトップページから入ることのできる特許情報プラットフォームを使います。この特許情報プラットフォームは別名J-PlatPatと呼ばれています。

(1-1) 意匠番号紹介メニュー

まずJ-PlatPatのメニューバーの「D意匠」のタブから意匠番号紹介のメニューを選択します。

次に、「意匠公報(S)」のフォームに事前に分かる意匠登録番号を入力して、下の紹介ボタンを押します。意匠登録の番号は七桁の半角数字で、ハイフンや西暦情報は含まれません。

ここでは確認のための事例として、意匠登録第1572114号を調べてみましょう。実際には数字の1572114を「意匠公報(S)」のフォームに入力して調べてみましょう。

そうするとトヨタ自動車株式会社の登録意匠のデザイン情報が出てきます。平成29年2月27日に登録されたコンセプトカーです。意匠公報を参照すれば企業が考えている最新デザイン情報を入手することができます。

(2)意匠権者が分かっているケース

会社名を使って登録意匠を確認しよう

意匠権者が分かっている場合でも簡単に登録意匠を確認することができます。意匠登録番号が分かっている場合と操作は同様です。意匠権者である会社名等から検索するケースが実務上は多いです。

(2-1) 意匠公報テキスト検索メニュー

まずJ-PlatPatのメニューバーの「D意匠」のタブから意匠公報テキスト検索のメニューを選択します。

次に検索項目のプルダウンメニューから、「出願人/意匠権者」を選びます。

ここでは確認のための事例として、ソニーについて調べてみましょう。「出願人/意匠権者」のフォームに「ソニー」と入力して調べてみましょう。

おっと、検索結果が1000件をオーバーしてしまいました。オーバーしたままではデータを見ることができません。検索結果を見るために検索結果を減らす目的で追加条件を入力してみましょう。

ここでは登録意匠の確認のための追加情報として、今年になってから登録されたデザインを出力してみます。

「出願人/意匠権者」の「ソニー」と記載されたフォームの下のプルダウンメニューから「登録日」を選択します。この登録日のフォームに「20170101:」と入力します。データは半角数字で数字を打ち込み、最後にコロンを付けます。数字部分は、「2017年の1月1日」であることを意味します。コロンを付けなければその日に登録されたデータがヒットします。

このように最後にコロンを追加することにより、「2017年の1月1日を含む、この日以降のデータを全部示しなさい」との命令になります。もちろん「20170101:」の部分は登録意匠の確認の目的に合わせて適宜変更することができます。

今度は検索結果が107件になり、登録意匠の内容を確認することができます。ヒット件数の「107件」を押してみましょう。

多くのソニー関連の最新デザイン情報がでてきます。検索結果に表れた意匠登録番号をクリックすることにより、登録意匠の詳細情報を確認することができます。

(3)まとめ

今回は意匠登録番号や会社名から登録意匠を確認する方法を紹介しましたが、プルダウンメニューで選択できる項目を組み合わせて比較的簡単に誰でも登録意匠を確認することができます。

ぜひ、いちどJ-PlatPatで登録意匠を確認してくださいね。

ファーイースト国際特許事務所
所長弁理士 平野 泰弘

03-6667-0247