商標登録の話題

この3月も、本年1月1日から3月14日までに特許庁で公開された商標登録出願の公開件数ベースで、ファーイースト国際特許事務所が日本一を維持することができました。 続きを読む: “本年は現在までのところ、商標登録の出願公開数日本一です”

テレビラジオ商標登録の話題

現在発売中の週刊文春に、ファーイースト国際特許事務所の平野泰弘所長弁理士のコメントが掲載されました。

先日、週刊文春の記者の方がファーイースト国際特許事務所に取材に訪れました。この中で特許明細書の読み方について取材されていきました。もしよろしければ、週刊文春を見てくださいね。

商標も発明も特許庁に登録することにより権利が得られます。
商標登録の場合は文字、図形、記号等の権利ですので比較的理解しやすいのですが、特許の場合は「特許請求の範囲」の記載が特許権の権利内容になります。

特許発明についての技術上のアイデアが言葉で表現されていますので、一般的には特許権の解釈は簡単ではありません。何が特許されているかについては、特許請求の範囲の記載に基づいて慎重に解釈する必要があります。

特許権の範囲は特許文献のタイトルで決まることはありません。このためタイトルに記載されている内容についての全てが特許されているわけではありません。

「特許請求の範囲」の記載が権利内容を示すところで、「明細書(発明の詳細な説明)」が発明を解説しているところであると考えれば分かりやすいと思います。明細書に記載していても、特許請求の範囲に記載していなければ、特許請求の範囲に記載されていない事項については特許されているとはいえません。ですので、権利が欲しい部分については特許請求の範囲に記載しておく必要があります。

ファーイースト国際特許事務所
所長弁理士 平野 泰弘

03-6667-0247

商標登録の話題

1月24日の知財高裁による判決で、アイスクリームの「あずきバー」の商標登録を認めないとする特許庁の審決を取り消す判断がなされました。

これまで井村屋グループ株式会社は、特許庁に対して指定商品を「あずきを加味してなる菓子」とする商標「あずきバー」を平成22年7月5日に出願しましたが、特許庁の審査により平成23年5月6日に拒絶査定になりました。

この特許庁の審査を不服として井村屋グループ株式会社は平成23年8月5日に拒絶査定不服審判を特許庁に請求しました。

しかしここでも井村屋グループ株式会社の主張はみとめられず、平成24年7月11日に請求を棄却する審決がなされました。

井村屋グループはここであきらめることなく平成24年8月7日に知財高裁に特許庁のした審決を取り消す訴訟を起こしました。その結果が冒頭で述べた審決を取り消す知財高裁の判断につながったわけです。

商標法には、商品の原材料等を一般的な方法で表記する商標については登録を認めないとする規定があります(商標法第3条第1項)。

この一方で、一般的な商標の中にも長年の使用により法律上保護するに値する信用を持つに至る商標もあります。法律上保護するに値する信用を有するに至った商標については、有名になったことを立証できるのであれば商標登録を認めましょう、という規定もあります(商標法第3条第2項)。

井村屋グループ株式会社の「あずきバー」は年間3億本に近い販売実績があるため、指定商品「あずきを加味してなる菓子」に限っては商標登録を認めてよいのではないか、という結論に落ち着いています。

ファーイースト国際特許事務所
所長弁理士 平野 泰弘

03-6667-0247

商標登録の話題

今度始まるNHKの大河ドラマの「八重の桜」では会津藩が新政府軍から逆賊として扱われます。会津地方は仕事の関係で訪れたこともあり個人的にも思い入れのあるドラマです。 続きを読む: “NHKの「八重の桜」は商標登録されるか”

商標登録の話題

東京スカイツリーは建物の一つですが、東京スイカツリーのネーミングである商標も、もちろん登録することができます。

ここで注意点としては、東京スカイツリーそのものは建物であり、たった一つしかありません。このため商標法上はたった一つしかない建物は商品に該当しないものとして扱っています。

商品は取引により市場を流通するものですが、東京スカイツリーそのものは市場を流通するものではありませんので、商標法上の商品ではないとして扱われています。
ただし、商標法上の商品に該当しないからといって、商標法で保護されないわけではありません。

建物の名前はたしかに商標法上の商品には該当しないのですが、商標法上の役務(サービス)として保護することができます。

指定商品として「建物」として指定できない替わりに、指定役務として、例えば不動産の管理業務、販売仲介業務、建設業務、リフォーム業務を指定することができます。

ですから東京スカイツリーは建物なので商標法で保護することはできないので商標登録されない、というのは誤りです。

また東京スカイツリーは建物ですが、商標法上は指定商品を建物にしなければならないという決まりもありません。

このため東京スカイツリーの商標を、例えば、お菓子とか文房具などの建物以外の商品について登録することができます。

そしてお菓子とか文房具について商標登録されたなら、第三者は東京スカイツリーの登録商標を商標としてお菓子とか文房具について使用をすることができなくなります。

すでに実際に多くの商品、サービスについて登録されていますので、今から関係者以外が東京スカイツリーについて後から出願したとしても第三者の登録はほとんど認められない状況です。

ファーイースト国際特許事務所
所長弁理士 平野 泰弘

03-6667-0247