ブランディング登録商標

美容やエステ関係の商標登録を行う際には、具体的にどのようなものをお客さまに提供するのかによって、カバーしなければならない権利範囲が異なる点に注意が必要です。

例えばお客さまに店舗に来てもらい、マッサージやメイク等を行う場合には美容のサービスを指定役務として商標登録をする必要があります。

逆にマッサージやメイク等は行わず、マッサージ用クリームや化粧品を販売する場合があると思います。

この場合は化粧品等を指定商品として商標登録をする必要があります。

マッサージやメイク等のサービスと、化粧品等の商品は互いに類似しません。

このためマッサージやメイク等のサービスだけを指定役務として商標登録を済ませたとしても、化粧品等について商標登録を済ませていなければ、化粧品等の商品は他人が使い放題の状態になってしまいます。

美容エステの商標登録といっても、取得する権利の中身が非常に重要である、ということです。

商品を販売するなら商品についての権利を固めなくてはなりませんし、マッサージ等の施術を行うなら役務(サービス)についての権利を固めなくてはなりません。

両方行うなら両方の権利を取得することを検討します。

もちろん、マッサージ等の施術と化粧品等の商品等は同じ商標で展開しなければならないという決まりはありません。化粧品は別のブランド名で展開することも可能です。

ただしこちらと同じ商標を使った粗悪業者が後で現れると、こちらのブランドイメージが傷つきます。重要なブランド名については早い段階で商標権を取得して他人に勝手に使わせないようにしておくことに越したことはないです。

ファーイースト国際特許事務所
所長弁理士 平野 泰弘

03-6667-0247

商標

マッサージを役務とする商標登録が可能

マッサージの業務についても商標登録が可能です。

マッサージの場合は、通常の商品を販売する業務とは異なりますが、サービスの業務について商標登録をすることができます。

商標登録は文字、図形、記号などを保護するものであり、店名等のネーミングを保護することができます。

ただし、マッサージの手順や仕方までは商標により保護できませんので注意してください。

ではマッサージの手順や仕方が保護できなければ商標登録する意味がないのか、というとそうではありません。

仮に第三者がこちらの店の名前を無断で商標登録しておいた、とします。

そうすると先に商標登録を済ませた方が法律上は正当権利者になってしまいます。

この第三者に、せっかくこちらがこれまで育ててきた店の名前を合法的に乗っ取られてしまう場合があります。

他人に取られてしまった商標権を取り戻すことは不可能ではありませんが、問題の解決のためには多大な時間と費用が必要になります。

特にフランチャイズ展開を図ることを考えている方は、早めに商標登録により店名を保護しておくことがよいと思います。

ファーイースト国際特許事務所
所長弁理士 平野 泰弘

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