テレビラジオ

トヨタ自動車が燃料電池自動車の特許5000件以上について無料で開放することを発表した件について、本日NHKから取材がありました。
特許を得るまでには長年の開発期間が掛かりますし、開発に投じた費用も相当な額になります。また特許権を得るまでに使った費用も数十億円単位の額に達するはずです。 続きを読む: “NHKによるトヨタの燃料電池車の開放特許の取材”

テレビラジオ

写真は、半蔵門にあるTOKYO FM本社で番組の収録をする平野泰弘弁理士の様子を撮影したもの

東京FMで放送されているFMラジオの番組「アポロンの秘密」に出演しました。
その中で特許や商標の話について解説しました。 続きを読む: “東京FMの「アポロンの秘密」に出演しました”

テレビラジオ商標登録の話題

現在発売中の週刊文春に、ファーイースト国際特許事務所の平野泰弘所長弁理士のコメントが掲載されました。

先日、週刊文春の記者の方がファーイースト国際特許事務所に取材に訪れました。この中で特許明細書の読み方について取材されていきました。もしよろしければ、週刊文春を見てくださいね。

商標も発明も特許庁に登録することにより権利が得られます。
商標登録の場合は文字、図形、記号等の権利ですので比較的理解しやすいのですが、特許の場合は「特許請求の範囲」の記載が特許権の権利内容になります。

特許発明についての技術上のアイデアが言葉で表現されていますので、一般的には特許権の解釈は簡単ではありません。何が特許されているかについては、特許請求の範囲の記載に基づいて慎重に解釈する必要があります。

特許権の範囲は特許文献のタイトルで決まることはありません。このためタイトルに記載されている内容についての全てが特許されているわけではありません。

「特許請求の範囲」の記載が権利内容を示すところで、「明細書(発明の詳細な説明)」が発明を解説しているところであると考えれば分かりやすいと思います。明細書に記載していても、特許請求の範囲に記載していなければ、特許請求の範囲に記載されていない事項については特許されているとはいえません。ですので、権利が欲しい部分については特許請求の範囲に記載しておく必要があります。

ファーイースト国際特許事務所
所長弁理士 平野 泰弘

03-6667-0247

商標権

こちらに協力してくれるなら問題は生じないが

相手方が使用している商標がたまたまこちらの商標権の内容と衝突していた。この点を指摘したら相手方も納得して商標権の侵害回避に協力してくれた・・・

こんなケースであれば問題も生じないのですが場合によっては確信犯的にこちらの権利の侵害を行おうとする悪質模倣業者があるかも知れません。

今回は確信犯対策について説明致します。

パロディ商標なら商標権侵害にならないのか

説明のための仮想事例として、「松下電器産業」の社名を模倣した「マネした電気産業」という会社が、「パナソニック」をもじった「バカソニック」というマークの付された商品の発売を開始した、とします。

悪徳業者である「マネした電気産業」は、「うちは秋葉原の小さな三流電気屋であり、大手の松下産業と間違えられることはありえない。誰もうちの会社が一流の会社と一緒とは思わないし、逆にパロディとして好意的に世間からは受け止められている。」との主張をした、と仮定します。

実際に「マネした電気産業」が存在したとすれば流通業界から締め出されるでしょうから、いずれつぶれてしまうでしょう。ですから今回と同じ事例は現実には存在しないと思います。

でも「パロディだから問題がない。誰も間違えないので誰にも迷惑はかけていない。」、との主張は果たして認められるのでしょうか。

今回の場合とケースが異なるかも知れませんが、すれすれ権利の外側にいてこちら側の信用を悪用しようとする業者がいるかも知れません。
この様な悪徳業者が本当にいた場合にはどのように対抗すればよいのでしょうか。

方法は色々あります。

特許権による模倣排除

まず一つめ。アイデアの側面は特許権で保護されています。

「松下電器」の持つ特許権を無断で「マネした電気」側が使用することはできません。

実用新案権による模倣排除

二つめは商品の形状や構造に関する小発明は実用新案権で保護されています。

基本アイデアのみならず形状や構造に関しても実用新案権で保護されている場合があります。

商標権による模倣排除

三つめは、シンボルマークや社名、デザインマークは商標権で保護されています。

「パナソニック」と「バカソニック」が仮に似ていないとしても、「マネした電気」が商標のデザインを巧妙に替えてパナソニックと間違えるような表記方法を実際に使っていたとしたら商標権侵害で訴追することができます。

意匠権による模倣排除

四つめは、デザインの側面は意匠権により保護されています。

見た目がそっくりの場合には、デザインに関する権利侵害で相手方の販売停止等を求めることができます。

不正競争防止法、著作権法による模倣排除

この他にも不正競争防止法、著作権法等の法律の保護を受けることができます。

仮に相手側がパロディであり誰にも迷惑をかけていないと主張したとしても、権利の侵害が実際に生じている場合があります。権利の侵害に対してはそれぞれの法律を適用することにより侵害を排除することが可能になります。

ファーイースト国際特許事務所
弁理士 平野 泰弘

03-6667-0247