私が代理人を務めるクライアントの商標権により、数億円のライセンス交渉がまとまりました。
激しく争った商標権の一件だけにライセンス交渉がまとまるのは嬉しいです。
あっ、もちろん、私が数億円儲けた訳ではないですよ♪
私のクライアントが商標権のライセンス料として数億円を受け取るのです。
本当に私は運がいいです。
普段は冷静な私のクライアントも今日は微笑んでいました。
数億円のライセンス料が入ることになった商標権を取得するまでの費用は、あなたであっても上記の私のクライアントであっても同額です。
商標権を取得する目的として他人に使用されたくない等の消極的な理由を挙げる方が多いのですが、商標権は財産権と似た性質を持っています。
土地の権利と同じで、他人に貸して収益を上げることもできますし、他人に売却して収益を上げることもできます。
もちろん漫然と商標権を保有していても利益が上がる訳ではありません。
商標権の価値を高めるため、ブランドを維持発展させていく不断の努力も必要です。
この不断の努力がいつの日か稔って、数億円のライセンス収入という形で実を結ぶことになります。
商標権を保有していれば自動的に利益が得られる、という訳ではありません。
実際にライセンス収入という形に結びつくまでに、人知れぬブランド維持のための努力が隠されているのです。
ファーイースト国際特許事務所
弁理士 平野 泰弘
03-6667-0247